わたしたちの意識とは何か?量子脳理論から考える潜在意識の正体
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人のこころってなんだろう?
嬉しいことがあると幸せだし、悲しいことがあると途端に気持ちが曇る。
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ハートマークに象徴されるように胸にある?それとも脳?
誰しも一度はこうした疑問を持ったことがあるかもしれません。
結論から言うと、人の心の正体は現代の科学でもはっきりわかっていません。
しかしながら、物質の最小単位である素粒子が発見されて以来、「意識」が重要なキーワードに変わりました。
多くの物理学者によって様々な角度から研究が進み、面白い仮説が登場しています。
今回は脳科学や量子物理学の視点から、私たちの意識とは何か?について解説します。
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Profile幼いころから不安が強く「こころ」に興味を持つ。10年前に潜在意識の活用法を知り実践したところ人生が好転。適職に出会い年間3000万人が閲覧するwebメディアでトップPVを達成。スピリチュアルをもっと身近に現実的に。誰もがファッショナブルに取り入れられるWebマガジン「May so」を運営中。
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わたしたちに自由意志はない?
私たちが何か意図して行動に移す時、多くの人は意識が行動を決めていると考えがちです。
しかしながら脳科学の実験はその全く逆の結果を示しています。
例えば、喉の渇きを感じ、水を飲もうと思ったとします。
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特殊な装置を付けてそのタイミングを計ると、人が水を飲もうと思った0.5秒前には脳から体を動かす指令がでていることがわかっています。
このタイムラグが何を意味しているかというと、私たちの行動は脳の電気信号が決めており、水を飲みたいと思った意識は錯覚にすぎないということです。
つまり、行動のすべては脳が無意識に決めており、人に自由意思はないというのが現代の脳科学の答えです。
意識の正体とは?
それでは脳の電気信号とはどうやっておこるのでしょうか?
ノーベル賞を受賞したR.ペンロースは面白い学説を展開しています。
人の神経回路を構成するマイクロチューブは伸び縮みすることで量子のゆらぎを創り出す。このゆらぎから量子効果が観測された。
つまり、私たちの神経は量子コンピュータのような働きをしており、それにより脳の電気信号が発生しているというのです。
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彼が行った実験では実際に神経細胞から量子効果が観測され、その発生にかかる時間は数百ミリから1秒。
先ほどの例でいう、喉の渇きが意識にのぼるまでの時間と一致したのです。
潜在意識は量子効果から生まれる?
このような仮説を踏まえ、May soでは潜在意識の正体とは神経回路から生まれる量子効果そのものものではないかと考えています。
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水を飲もうという自由意志が顕在意識なら、その前段階の脳の信号は量子コンピュータの計算よって生じた潜在意識の判断とも考えられるのです。
こうして脳を中心とした全身の神経の量子コンピュータの働きによって生じた情報の複合体が潜在意識となり、私たちの行動に水面下で影響を与えているのではないでしょうか。
潜在意識については初心者版!潜在意識とは何か?その仕組みをわかりやすく解説しますをご覧ください。
そもそも量子とは?
量子とは?
そもそも量子とは何でしょうか?
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量子とは物質の最小単位を構成する粒子のもととなる存在です。
量子は普段はぼやっとした雲のような存在であり、エネルギーの波である波動の状態だと言われています。
この量子は大変不可思議な存在で、観測すると途端に波から粒に変化するという性質を持っています。
量子もつれとは?
観測により粒になった粒子はペアになっており、さらに不可思議な量子もつれという現象を起こします。
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例えば粒子Aと粒子Bがペアになった状態にあったとします。
人が意識を向ける前はAもBも実体がなく波のような存在です。
しかしながらAを観測するとBの状態も決まり、それぞれが反対の性質を持つようになるのです。
わかりやすく言うと、人の意識が上向きにスピンしているAを確認すると、波の状態でゆらいでいたBが粒に変わり、突然下向きにスピンし始めるという現象が起こるのです。
この性質を利用すると光速を越える通信が可能になると言われています。
意識を向けたものが現実になる
物質の最小単位が素粒子であり、量子がそのもととなる存在ならば、私たちの身の回りのものすべては波動であり、量子もつれが存在するとも考えられます。
そう考えると、現実は人の意識が向いた瞬間に決まる不確定な存在とも言えるでしょう。
大栗博司のホログラム理論
東京大学の研究員である大栗博司氏は次のような仮説を述べています。
宇宙の表面にはすべてが記憶されている2次元の情報体が存在する。
私たちの住む3次元空間はこの宇宙の情報体と量子もつれの状態にあり、ホログラムのように生成された可能がある。
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わかりやすく言うと、宇宙には情報を記録するコンピュータのハブのような場所があり、現実はそこから映写機のように投影された仮想空間であるというのです。
そしてその情報は量子もつれによって瞬時に伝達されているというのです。
人の意識が現実を創り出す
さらに人の意識も宇宙表面の情報体と量子もつれにある可能生が示唆されました。
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人が意識を向けることで、宇宙の情報体から伝達される内容が決まり、それが映し出されることで現実が生まれるというのです。
こうした考え方はMay soで繰り返し記事にしている潜在意識の特徴と驚くほどにリンクしています。
人の神経回路の量子コンピュータの働きが潜在意識として宇宙空間とつながることで現実を創り出す、と考えるとなんだか夢のある話だと思いませんか?
潜在意識の詳しい特徴については初心者版!潜在意識とは何か?その特徴を徹底的に解説しますをご覧ください。
潜在意識が宇宙の情報体にアクセスする?
今回は量子脳理論のお話を紹介しましたがいかがでしょうか?
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まだまだ仮説でしか語れないお話ですが、わくわくするような内容です。
もし宇宙のどこかに私たちの意識と対になる情報が存在しているとしたら、潜在意識を活用することで宇宙の情報体にアクセスすることもできるのかもしれません。
量子脳理論はまだ研究され始めたばかりのため、これから先も面白い仮説がでてくるでしょう。
引き継ぎ特集し記事にしていく予定ですので、是非楽しみにお待ち下さい。
May soはあなたの心地よい未来を応援しています。